よくある質問と回答(FAQ)

Q
過ごし方を子ども達に自由に決めさせて大丈夫でしょうか。
A

このスクールは「ごきげん」に過ごすこと、その上で個々の社会的自律/自立を目指しています。また、人は必要なことは自ら学び続ける存在であると考えています。

ここにはいろんな子が集まっていますので、それぞれが影響し合います。勉強したくなる子もいれば、ダンスをしたくなる子、船を作りたくなる子……。逆に集団であるからこそ、それぞれが好き勝手に過ごすことが難しい側面もあります。また「自由」に慣れず、何をしたらいいのか分からなくなる子もいます。

子どものケンカ、もめごと、葛藤、悩みもスクールでは大事な学びと捉えています。スタッフはメンバーの一員であり、子どもに対しては見守りのスタンスを取っています。スタッフが上から裁くようなことはしません。子どもと一緒にシェアし、考えていきます。同様に危険に関しても十分配慮いたしますが、怪我することもあります。それも大事な学びと考えています。保険には加入しておりますが、多少の怪我にもご理解いただけたらと思います。

Q
学習面はどうされていますか。
A

現在(2022年6月時点)学習の時間は設けておりません。スクールとしては、基礎学習は大事だと捉えていますが、スクール内で強制させることはありません。

子どもによっては所属学校の宿題を持ち込んだり、市販のドリルに取り組む子、家庭学習をしっかりやる子など様々です。もちろん子どもが希望すればスタッフはサポートを行います。ただし「この問題集をやらせて下さい」など保護者様からのご要望をスタッフが子どもに強制させることはありません。イホルラ舎では、広い意味での「学び」を大切にしています。子ども自身がいわゆる「学習」が必要だと思った時には、相談にのったり、一緒に最善の方法を考えサポートします。

Q
電子ゲーム(スマホアプリ、PCゲーム含む)はどのような取扱いになっていますか。
A

2022年12月より電子ゲームは利用可能になっています(制約あり)。1年半ほど禁止となっていましたが、子どもが提案し、ミーティングでルール変更となりました。否定的な意見も少なくありませんでしたが、「新しい子が入りやすい」、「世代の違う子も共通の話ができる」、「1人の時間をすごしやすい」、という点から採用されました。想定されるデメリットをいかに抑えるか、という視点で運用ルールが考えられています。ただし今後ともミーティングによって電子ゲームの取扱いルールが変更される可能性はあります。

Q
所属学校と連携されたりしていますか。
A

はい。そもそもイホルラ舎は公教育を否定している訳ではありません。それぞれのできることを話し合い、連携できたらと考えています。具体的には、校長先生や教育委員会さんの視察、意見交換など実施しており、ほとんどの子どもが所属学校へ利用報告書の提出しながら「出席扱い」を認定してもらったり、通学定期発行許可を頂いています。

また、所属学校だけではなく、他の機関との連携も大切に考えています。

Q
スタッフはどのような役割を担っているのでしょうか。
A

主なものとして、

  • 活動の提案
    子どもの世界を広げるために適宜行います。ただし何をするのか決めるのは子ども自身です。また子ども自らの提案を広げたり、深めたりするサポートもします。
  • コミュニケーションの仲介
    基本的に子ども同士の問題やもめごとなどは見守りますが、子どもの状態や特性により必要と判断した場合、それぞれの気持ちを整理したり、気持ちを伝えるサポートをすることがあります。その時も子どもにどうしたいかは確認して行います。またミーティングにおいて、公平性を担保するためスタッフがファシリテーションを行うことがあります。
  • 子どもたちの興味あること/学習/制作などにおけるサポート
    一緒に遊ぶなかまでもあります。

スタッフは共にスクールで学び合い、「がっこう」を作るメンバーのひとりという立ち位置です。